「正しい資料探し」を覚えれば 企画立案やアイデアの質が高まる

企画は資料探しのクオリティで決まる
企画の入門書を読むと、なぜか資料探しのことに触れていません。
僕の個人的な経験から言いますと、企画を立てる時、資料集めはとても重要な役割を担っています。
ちょっと無理やりな例えですが、企画を警察の捜査に例えると、資料集めは鑑識の活動や証拠集めになります。
証拠が間違っていると真犯人にたどり着けないように、企画も正しく客観的な情報を手に入れなければ正しい企画を立てることができないのです。
資料集めに必要なツール
正しい資料集めを行うために、まず、ツールからチェックしましょう。
- 情報
- WEB検査できるデバイス
- メモする道具
- 追加資料
となります。
情報
クライアントから入手した資料。例えば、オリエンシートなど。
WEB検索できるデバイス
パソコンか、スマートフォンなどです。現代においては必須です。
検索した資料を保存できるツール
検索で探し当てた情報を保存する方法は、エバーノートのようなツールを使用するか、プリントアウトして保存するやり方になります。
個人的にはエバーノートがオススメです。
メモできるツール
検索して知り得た情報からポイントをメモするツールです。
ノートに鉛筆でも構いません。
僕はシンプルノートというメモアプリを使用しています。
追加資料
WEB検索で知り得た情報の裏付けをとったり、情報のクオリティを高めるために書籍を追加資料として使用する場合があります。
これは購入するか、図書館を使用するかで入手します。
資料集めを行う時のポイント
資料集めを行う時のポイントは
- 検索キーワードの設定
- 資料を読みながら分析し、さらに資料を探す
- 企画の輪郭を頭の中でドラフトする
です。
検索キーワードの設定
クライアントなどから入手した資料を手掛かりにキーワードを立てて、WEBで検索します。
例えば、クライアントが教育分野に新規事業を立ち上げる事業企画を見津している時は、まず、「教育分野」で検索します。
さらに、「教育市場 動向」などでここ数年の市場動向などを把握していきます。
資料を読みながら分析し、さらに資料を探す
ポイントは資料を読みながら、新しいキーワードを探すことです。
「教育市場 動向」でヒットした情報(記事)を読んでいると「少子化」という問題を抱えていることがわかります。
「子供が減っていれば教育ビジネスのやり方も変わって行くのではないか」と言った仮説を自分で立てて新たにキーワード検索を行なっていきます。
企画の輪郭を頭の中でドラフトする
分析しながらキーワード検索することで資料の深みが増します。
さらに、次のことを意識すると企画の輪郭が見えてきます。
- 市場動向は?
- 競合は?
- 弱みは?
- 強みは?
- チャンスは?
- 脅威となること(気をつけるべきこと)は?
資料を集めることでこれらのことが見えてきます。
絵に例えると下書きの段階ですが、どんな絵を描くのか(どんな企画んするのか)方向性が見えてきます。
まとめ
資料探しをおろそかにせず、正しいやり方で臨めば、企画立案やアイデアだしの近道であり、それらの質を高めることができます。”