「ジェーン・ドゥの解剖」を解剖する

ようこそ、コツサイトへ。
プランナーのきのカズです。

prime videoで『ジェーン・ドゥの解剖』を観ました。

『ジェーン・ドゥの解剖』は 2017年5月に映画公開、
同年10月にDVD&ブルーレイ発売、そして、
満を辞して2018年10月よりNetflixで無料視聴が始まりました。

本作に関しては映画評がたくさん出ています。

今日は、以前ご紹介したジェームズ・ワン監督のヒットの法則をベースに『ジェーン・ドゥの解剖』を解剖します。

「ジェームズ・ワン監督のヒットの法則」に関しては以下の記事で紹介しました。

[blogcard url=”https://kotu.site/law-of-the-hit/16/09/2018/”]

もとの記事はこちら。

[blogcard url=”https://eiga.com/news/20160816/11/”]

『ジェーン・ドゥの解剖』を解剖する前にヒットの法則を確認

『ソウ』や『死霊館』シリーズのジェームズ・ワンが掲げたヒットの法則がこれです!

・ホラー映画というジャンルは低予算で大丈夫!
・古典的な要素をひっくり返してみる
・印象に残るセットや道具を作る
・定石を覆す
・原始的な恐怖に訴える

この法則にのっとて『ジェーン・ドゥの解剖』をチェックしていきます。

 

★低予算でも面白いか?

『ジェーン・ドゥの解剖』の制作予算はなぜか「N/A」扱い。

「N/A」とは該当なしという意味で予算は公開されていないようです。

しかし、メインの登場人物は検視官の父と息子、その彼女、そして、死体。

場所は遺体安置所のある地下室のみの密室劇。

小道具は解剖台とラジオくらい。

予算がかかったのは解剖シーンクラだと思うので、

通常のハリウッド映画に比べたら格安だったのではないかと想像できます。

『ジェーン・ドゥの解剖』は低予算だけれど面白い!という条件を満たしています。

★古典的な要素をひっくり返してみる

解剖の結果、ありえない状況が次々に判明、
ジェーン・ドゥは何者なのかを推理していく過程があります。

このあたりが本作の見どころ、ワクワク感の高まる部分です。

ネタバレになりますのであまり細かくかけませんが、
この何者なのかを推理していく過程で古典的な要素が取り込まれています。

古典的な要素 VS 解剖学 という図式が成立しており、
『ジェーン・ドゥの解剖』は
解剖学で古典的な要素をエーイとひっくり返しています。

★印象に残るセットや道具を作る

これは地下室の遺体安置所という設定と
解剖する道具など1度観たら忘れられないモノばかりです。

特に解剖のシーンは
「検死解剖はこうやるのか」と初めて知りました。

検死解剖には4段階あって(と映画の中で説明されます)
その4段階をたどってジェーン・ドゥの正体に迫ります。

『ジェーン・ドゥの解剖』は
印象に残るセットや道具を作るという点では
120点をあげたい出来です!

☆定石を覆せたか

実は「定石を覆せたか」という点だけ
『ジェーン・ドゥの解剖』は少し弱いと言えるでしょう。

例えば、ジェームズ・ワン監督の『ソウ』なら
ラスト近くで犯人の正体がわかり
ホラーとミステリーが1つになるようなシーンがあり、
この感覚はそれまでのホラーになかったなと思わせます。

『ジェーン・ドゥの解剖』にも
解剖学をベースにしたミステリ要素はありますが、
推理と犯人の特定を物語の中盤に置いたことと関係があると思います。

謎解きを最後に持って来れば『ソウ』のように
ホラーとミステリーと解剖学が一体になった
真相解明の爽快感があったかもしれません。

監督はあえてそれを取らなかったのでしょう。

終盤やラストに向けて古典的なゴーストストーリー的なまとめ方を感じます。

この辺り、監督である アンドレ・ウーヴレダルは北欧で昔から語り継がれている伝説の妖精、トロールが大好きで『トロール・ハンター』という映画もとった人。

古くから言い伝えられる怖い話が好きな人のようで
『ジェーン・ドゥの解剖』も何もかもがスッキリ終わるパターンではありませんでした。

★原始的な恐怖に訴える

バッチリ訴えて来れます。

ぜひ、本作を観て体験してください。

まとめ

『ジェーン・ドゥの解剖』をジェームズ・ワン監督のヒットの法則で確認してみました。

その結果、「定石を覆しているか」だけマイナスで

★★★★☆

星4つという結果でした。

なかなかの良作です。

僕は見て損はないと思います。

キャストも(死体も含めて)みんな良かったです!

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