『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(by山口周/光文社新書)を読んで【書評】

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きのカズです。

今日は『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(by山口周/光文社新書)の読み方のコツです。

この1冊には新しい時代のヒントが詰まっている

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』を一言で紹介するなら「これからの時代を生きていく新しいヒントが詰まった本」となります。

著者は山口周さん。

Amazonのプロフィールです。

【著者紹介】
山口周(やまぐちしゅう) 1970年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、
同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。電通、
ボストン・コンサルティング・グループ等を経て、組織開発・
人材育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループに参画。
現在、同社のシニア・クライアント・パートナー。専門はイノベーション、
組織開発、人材/リーダーシップ育成。
著書に『グーグルに勝つ広告モデル――マスメディアは必要か』
(岡本一郎名義)『天職は寝て待て――新しい転職・就活・キャリア論』
『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』
『外資系コンサルの知的生産術――プロだけが知る「99の心得」』
(以上、光文社新書)、
『外資系コンサルのスライド作成術――図解表現23のテクニック』
(東洋経済新報社)など。神奈川県葉山町に在住。

3つのヒントで新しい時代を乗り越えろ!

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』に書かれている新しい時代を生きるヒントは3つです。

  1. 論理的・理性的情報処理スキルの限界
  2. 自己実現的消費
  3. システムの変化にルール制定が追いつかない

です。

1 論理的・理性的情報処理スキルの限界

多くの人が論理的・理性的情報処理スキルを身につけた結果、「正解のコモディティ化」が起こっている

と書いてあります。

「正解のコモディティ化」とはみんなが同じ結論(正解)に至るということです。

つまり、差をつけづらくなった、ということです。

もう一つは「VUCA」の時代になったため、と書いてあります。

「VUCA」とは、Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)の頭文字をとったキーワード。

「VUCA」時代に論理的・理性的なアプローチだけでは思うような効果はあげられないそうです。

そのため、世界の一流企業のエグゼクティブたちがMBAではなくアートスクールに学び「直感」を磨いているそうです。

 

2 自己実現的消費

世界中の市場が「自己実現的消費」に向かいつつある、そうです。

山口周さんはマズローの「欲求5段階説」やフランスの思想家ジャン・ボードリヤールの指摘などを引用して「自己実現的消費」について説明しています。

その説明を読んでいて、僕が思い出したのは「好きなことで、生きていく」をキャッチコピーに展開しYouTubeの広告です。

このコピーこそ「自己実現的消費」をうまく表現しているのではないでしょうか。

小学生がヒカキンに憧れて将来なりたい職業にユーチューバーを上げること自体、世界中の市場が「自己実現的消費」に向かいつつある現象の一つだと思います。

3 システムの変化にルール制定が追いつかない

「システムの変化にルール制定が追いつかない」とはどういうことか?

僕なりに例を考えてみました。

まず、それまでのルールでは対応できない新しいサービスがどんどん生まれている。

例えばAirBnB(民泊)やUber(配車)などです。

民泊は先日新しい法律が制定されました。

しかし、書類のハードルが高すぎる、など問題点が出ています。

このように新しいシステム(民泊)に行政が追いついていないということです。

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるか?』では

システムの変化に法律の整備が追いつかないという現在のような状況においては、明文化された法律だけを拠り所にせず、自分なりの「真・善・美」の感覚、つまり「美意識」に照らして判断する態度が必要になります。

と、僕たちのとるべき態度を教えてくれます。

まとめ

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』は内容も斬新ですが、構成も斬新です。

冒頭に「忙しい読者のために」という章があり、8ページほどの分量でこの本の内容おが惜しみなく紹介されています。

冒頭で結論を述べるのは、ブログ的な構成です。

本でこの体裁をとっているのは初めてでした。

冒頭の8ページを立ち読みするだけで、内容を知ることはできますが、そのあとに、じっくりと内容を語る200ページ以上あります。

ここを読んでこそ新しい時代を生き残るヒントを理解することができます。

これからの時代を生きるヒントとして読む、それが『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』を読むコツです。

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